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FXで取引される通貨にニュージーランドドルがあり通貨記号はNZDです。

この通貨はFXでは高金利な通貨として人気があり、
オーストラリアと経済的に繋がりが強く、
そのため豪ドル相場の影響を受けやすいとされる特徴があります。

また流通量は大して多くない他、
高金利であるということは、
それだけ資金流入が少ない事でもあり、
さらに政治や経済の情報も収集しにくいため取り扱いの際には注意が必要となる通貨です。

しかしオーストラリアドル同様に高金利とされていることから人気は高く、
スワップポイント狙いで買いから入る人がほとんどですので、
危機が起こると下落するのも早く下押しも深くなる傾向が強いですので要注意。

またオーストラリアドルと動きも似る傾向にありますが、
主な資源が農作物という事もあり、天候に左右されます。

また取扱に注意が必要とされる理由には、
経常収支、貿易収支が慢性的な赤字であるということが挙げられます。

このようにFXで取引されるニュージーランドドルには以上のような特徴があります。

【NZドル/円 月足 長期チャート】
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NZドル/円の最新スワップ金利比較
NZドル/円の最新スプレッド比較


FXで取引されている通貨にスイスフランがあり通貨記号はCHFです。
この通貨は政治的な意味合いや経常黒字国で低金利から日本と同様に、
避難通貨という認知がされてきました。

また金利も高いとは言えず値動きの幅も小さく、
戦争などの有事の際では特に安全な通貨として取引されます。
そしてユーロの変動を受けやすいのでユーロが大きく動いたら要チェックです。

更に安全性の高さから見ると、スイスフラン安で円高の時に
タイミングよくスイスフランを狙うとFXでは為替差益が期待できる通貨です。

しかし確かに金利の水準は他の通貨と比べて非常に低いとされているため、
金利狙いで投資する通貨とは言えません。

そのためスイスフランは最近では退避通貨として米ドルが売られると
その局面では円と同じようにスイスフランが買われるという傾向にあるようです。

また最近の欧州債務危機ではユーロ安・ドル安でスイス通貨が以上に買われ、
日本と同じようにスイス高で国内産業が苦しい状況となっており、
都度介入が行われてきましたが、ついに対ユーロでの半ベック性ともいえる
対ユーロで1.20スイスフランを上限にユーロ買いスイスフラン売りの
無制限介入を行う政策を発表したのが2012年。

これによりユーロの暴落は一時的にとめられてますが、
しかしいつ何時、暴落するか、暴落したら介入で膨らんだ
スイスのユーロ資産はどうなるのかこちらも気になるところです。

このようにFXで取引されるスイスフランには以上のような特徴があります。

【ユーロ/スイスフラン 月足 長期チャート】

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FXで取引される通貨にオーストラリアドルがあり通貨記号はAUDです。
この通貨はFXでは大変人気があります。

というのも資源国であるオーストラリアの通貨で、
特に鉱産物の輸出が盛んな事から、
鉱産物価格の動向も豪ドルの変動を見極めるためのポイントになります。

また近年ではアジア地域とのつながり、貿易が活発に行われ、
特に中国との関係は非常に大きなものとなっています。
2011年の対中日輸出で714億63百万豪ドル前年比22.3%、
輸出の27.3%が中国とダントツ、それに続くのが日本で、
504億58百万豪ドルで輸出の19.3%、
日本での豪ドル取引が多いのも人気の要因でもあります。

ですので欧米各国の経済指標はもとより、
中国の経済指標や株式市場の動向に大きく影響される通貨です。

また他の通貨の変動に影響を受ける可能性は少なく高金利という特徴がありますが、
米ドルやユーロに比べ取引量が少ないため、値動きの幅も大きくなります。

そのためFXでオーストラリアドル(豪ドル)と取引をすると、
高金利という特徴があることから、スワップ目的で中長期的に
FXをする場合に最適な通貨とされているのです。

またオーストラリアドルが活発に動く時間帯は日本では午前中で、
この時間帯にオーストラリアの経済指標や政策金利の発表が相次ぎます。

【豪ドル/円 月足 長期チャート】
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FXで取引されている通貨にカナダドルがあり通貨記号はCADです。
この通貨はポンドや豪ドルほどとは言えませんが、日本円と比較すると高金利で、
成長性が期待され安定した通貨として認められています。

そして特徴は米国経済との結びつきが大変強いです。
輸出では4/5、輸入でも2/3が対アメリカとなっています。

このため米ドルの影響を受けやすいということが挙げられますので、
ニューヨーク時間に値動きが活発になるという特徴があります。
カナダドルを取引する時には米ドルの動向もチェックしましょう。

更にカナダは石油やパイプなどの生産輸出量が多い資源大国で、
原油高になるとカナダドルにとってプラス要因となります。
原油価格などが上昇する時にFXでカナダドルが買われる傾向にります。

リーマンショック後の金融危機では、各国のい利下げ競争でカナダも0.25%まで
下げましたが、長年の経常黒字や貿易黒字であることから、
オーストラリアと共にいち早く利上げを行った先進国でもあり
安定感のある通貨とされFXでもよく取引されるという特徴があります。

但し主要通貨に比べ流動性の面で劣っているため、
スプレッドが広めに設定されてるので手を出しづらい通貨でもありますが、
これからの世界経済を見ると豪ドルと並び注目(上昇)するべき通貨の一つではないかと思っています。

【カナダドル/円 月足 長期チャート】

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FXで取引される通貨にポンドがあり通貨記号はGBPです。
これはEU加盟国でありながらユーロに参加していない英国で使用されている通貨で、
米ドルになる前の旧基軸通貨です。

また金利は高くユーロの影響を受けやすいという特徴を持ち、
短期間での値動きが大きいことからプロの投資家に人気があり、
ユーロ参加の有無が示唆されているなど注目を集めている通貨です。

しかしイギリスはユーロが誕生しても加盟することなく、
独自の路線を歩んできた通貨であるため、動きが米ドルと逆の場合が多く、
ユーロと似たような動きをするものの米ドルやユーロに比べると若干流動性は低い通貨です。

また政策金利では米国と同じようにリーマンショック前までは6%~5%で推移しており
非常に高い金利で対円ではスワップ派に人気の通貨でもあり、
また値動きも激しいため為替差益も狙え、スワップ・為替差益で両方が狙え
さらに日本ではFX取引が一般化してから対円で右肩上がりで推移したことから人気のある通貨でした。

しかしFX初心者には動きを読むのは難しく投資というより投機の対象とされやすく
FXではハイリスクを伴いやすい通貨となります。
このようにFXで取引されているポンドには以上のような特徴があります。

【ポンド/円 月足 長期チャート】

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FXで取引されている通貨にはユーロがあり通貨記号はEURです。
ユーロ参加国で共通して使用されている通貨でEU加盟国のみならず、
モナコやサンマリノなどでも使用されていますね。
また値動きはさほど大きくない代わりに取引量が多いため流動性が高く市場は安定しています。

またFXでユーロと取引をする場合には、ユーロ圏の経済動向と
ECBと呼ばれる欧州中央銀行の金利政策などを把握すると今後の変動を見極める事が出来ます。

またユーロが登場する前には外貨基準などは米ドルのみとされてきましたが、
最近では徐々にその役割をユーロが一部担いつつあります。

しかしユーロには問題点もあり、各構成国の間で経済的格差や景気の動向などが異なるため、
ユーロとしても適性水準が把握しきれないのです。
また経済的格差がある様々な国が同一のユーロを使用してるため、
為替水準の切り下げによる格差是正が出来ないのも問題です。
今の欧州債務危機も根はこの問題に結局つきるのではないでしょうか。

それにヨーロッパの大国とされる英国やロシアが
参加するかしないかについての今後の動向も指摘されています。

このようにFXで取引されているユーロにはこれらの特徴があり、
特に最後の英国とロシアが参加するかしないかについては、今後の波乱要因とされています。

【ユーロ/米ドル 月足 長期チャート】

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FXで取引される通貨に米ドルがあり通貨記号はUSDとなります。

世界中で凡用されており、為替市場の中心とされる基軸通貨となり
値動きを予測する際の判断材料も多いだけでなく一般的に
為替手数料も安いことからFX初心者にもお勧めです。
 
またその他にも、為替がドル高に進んでいる時には堅調に推移するのに対し、
一度下落し始めるとそのスピードは速く、また米ドルで基本的な相場の流れを
掴むのであれば政策金利に着目するなどの特徴があります。

しかし確かに米ドルは世界でも最も高い信用力を持っている通貨なのですが、
もし国内や国外で政治や経済などが乱れるとそれに左右されやすい特徴もあります。
またドル円相場ではドルが買われやすく一度ドル安に進むとそのスピードも速くなります。

何故なら日本で多くの企業がアメリカに様々な製品をドル建てで輸出してるため、
ドル安が急速に進むと売上額もそれに比例して減るため日本経済に
悪影響を及ぼすとされ市場介入が行われているのです。

このようにFXで取引されている米ドルには以上のような特徴があります。

【米ドル/円 月足 長期チャート】

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米ドル/円の最新スワップ金利比較
米ドル/円の最新スプレッド比較

 

 

 


FXで取引される流動性の高い通貨は限られています。
そこで日本円以外でFXで流動性が高く取引量が多い通貨は以下になります。

米ドル 通貨記号はUSD
ユーロ 通貨記号はEUR
ポンド 通貨記号はGBP
オーストラリアドル 通貨記号はAUD
スイスフラン 通貨記号はCHF
カナダドル 通貨記号はCAD

などが代表的な通貨であり、上記は通称メジャー通貨と呼ばれれます。
またこれら以外の通貨がいわゆるマイナー通貨ですね。

国際決済銀行による2010年の取引高の割合ですが、
世界で通貨ペアで取引量が多いのが
ユーロ/米ドル、米ドル/円、ポンド/米ドル、
米ドル/豪ドル、米ドル/カナダドルがTOP5となっており、
TOP3だけで全体の51%を占めています。
一方、日本の市場では米ドル/円、ユーロ/米ドル、ユーロ/円
のTOP3でなんと80%も占めています。

このようにFXで取引される通貨には上記があり、
FXで取引する際にもそれぞれの通貨で特徴があります。
そのため、FXではどの通貨がどんな影響を与え合っているのかについても把握しておく必要があるのです。